「池袋ウエストゲートパーク」  石田 衣良 [小説]



ドラマにもなった、石田 衣良さんの出世作。

池袋の果物屋、そしてトラブルシューターのマコトを主人公に
町のギャング・Gボーイズの王、タカシ、迫力満点で人情家のオカンなど
名脇役を配置しつつ、時代を反映したショートストーリー集。

漫画的に気軽に読めるシリーズです。

シリーズはたくさんでているけど、途中からでも楽しく読めますよ~

最新刊ではワンコールワーカー、日雇い労働者の若者の話。

東京に住んでると、物語だけど身近に感じてしまう。

電車で大きな荷物を抱えた若者、ネットカフェで居眠りしている人、
図書館では以前は中高年以上だった、異臭を放つ居眠り組が
最近は確実に20代30代が増えているのを実感。

いつからこんな風になってしまったんだろう。

そんな現状を感じながら読んだ、最新刊。

複雑な気持ちで読みました。

シリーズはスピード感もあるし、暴力も一応あるけど、
著者の人柄なのか、どの話も優しい雰囲気にまとめられていると
感じるのは、わたしだけでしょーか。

シリーズ冒頭から読みたい方はコチラが最初の刊ですよ。



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